ユニークな命名
国ごとに、何かの名前を付ける時に、ユニークな命名方法があります。
例えば、日本であるならば、気象衛星に「ひまわり」と命名したり、新幹線の名前に、「ひかり」や「こだま」に「つばさ」などの、素早いものを連想させる命名をしています。
さらに、アメリカなどでは、ハリケーンに女性の名前をつける風習があり、これは、怒って暴れる女性をイメージしているのだと思いますが、アメリカ人らしい、ユーモアのセンスを感じます。
しかし、これらの例は、翻訳する際などには注意が必要だと思います。
アメリカ人が、日本の新幹線の命名方を知っているのなら良いのですが、知らないのならば、「こだまに乗るからあっという間につくよ」などと理解しがたい表現になってしまいますし、逆に、「カトリーヌが家を壊しながら進んでいった」とあると、ハリケーンの命名方を知らない日本人は、大変なものを想像してしまうでしょう。
それらの事を踏まえて、翻訳家や翻訳会社は、その様な風習を知らない人物にも理解が出来る様に、翻訳する必要があると言えるでしょう。
風習を踏まえ翻訳する
当たり前の事ですが、国が違えば文化が違いますし、街並みや建物の構造などもまるで違う場合があります。
最近では、日本の建物も洋風化されて来ましたが、和風に作られている家などでは、扉が横開きの作りだったりします。
さらには、洋風に作られている家でも、海外ならば、内開きの家が多いのですが、日本のドアは外に開く様に作られている場合が多く、靴を脱いで家に上がる日本独自の作りとなっているのです。
それらを考慮せずに翻訳してしまうと、読んでいる側は自分の常識に当てはめて解釈してしまう事が考えられます。
ただ、「彼は襖の間から隣の様子を伺った」と言った表現でも、海外の人ならば、横に開くドアなどは想像のしていないでしょうから、翻訳会社や翻訳家は、注訳を入れるなり、「日本特有の横側に開くシャッターの様な扉を少し開きのぞき見た」の様に、文化の違いに合わせた表現方法を追加しなければいけません。
これらは、あまり重要な事ではないように取られがちですが、ミステリーなどの小説では、扉の形や窓の形も、影響にいれてトリックを考えたりする場合もありますし、考え方次第では、大変重要なことでもありますし、国柄の独自の雰囲気を表現する為にも必要なものと言えるのではないでしょうか。